東日本大震災時のライフライン被害と個人的な復旧への道のり

*公開日: 

東日本大震災の時、私の住んでいる所のライフラインは、電気→水道→ガスの順番で復旧しました。

地震の翌朝、ラジオをつけて初めて津波があったことを知りました。

一口に”被災地”と言っても、津波の影響があったところでは、ライフライン以前の問題が山積みだったろうと思います。

しばらくはラジオと新聞が情報源になりました。

今回は、電気、水道、ガスのライフラインが復旧するまでのことを記事にしています。

スポンサードリンク


停電の時に最低限必要なものとあれば便利なもの

ライフラインが全く使えない状態になると、今までの生活がいかに便利なものだったかがよくわかります。

私も東日本大震災でそのことを痛切に感じました。
停電で不便に感じたことをまとめてみます。

・照明
停電している間、照明として懐中電灯2ケとローソクを使っていました。
ローソクは火災のキケンがあるので、余震があっても心配の無いように、容器とセットで使用してました。
家族はほとんどリビングにいましたが、夜になってそれぞれが部屋に移動する時や、私がキッチンで調理をする時は灯りが必要です。
なので、非常時用の照明は複数必要です。

・冷蔵庫
季節がまだ寒い時期だったこともあって、冷凍庫の中の食品が凍ったままだったのは助かりました。
夏場だったら、冷蔵庫の中の食品はすぐに腐り始めたと思います。

・炊飯器
夫の勤務している会社に送られてきた支援物資をもらうことができました。
非常用のアルファ米、缶に入ったパンを主食に冷蔵庫や冷凍庫にあった食材を卓上コンロや石油ストーブで調理していました。

・洗濯機
給水車でもらった水で、手洗いをするしかありませんでした。
汚れ物をなるべく出さないようにしたり、洗うまでもないものはゴミ袋行きです。

・携帯電話の充電器具
地震が起きた時に、娘との連絡に携帯電話をガンガン使ってしまったので、私の携帯電話の電気はほぼなくなっていました。
近くの大型電気店に並んで、車のシガーソケットで充電できるアダプターを買いました。

【停電の時に必要なものと、あれば便利なもの】

*照明器具(懐中電灯やランタン)を複数個
乾電池式や手回し式で発電できるものなど、さまざまな動力源に対応したものを選んだ方がいいでしょう。
使われてる電球にしても、LEDタイプであれば省エネで明るくて長寿命だと思います。

*乾電池は単1~3と種類がありますので、器具にあったサイズを用意して下さい。(パナソニックなどのメーカー品だと、推奨期限は10年間となってます)
単1形の乾電池は災害時には入手が困難になります。
実際、東日本大震災の時も単1電池はすぐ店頭から無くなりました。
単3乾電池を単1サイズに変換できる電池スペーサーがあるので、それを用意しておくのもいいと思います。

*スマホを車のシガーソケットで充電できるアダプター
(もしくは使い捨てだけど、乾電池で充電するタイプ)
今は、スマホだけでなくタブレットも充電できるものもあります。


断水で困ったこと、必要なもの、あるとよいもの

水道が復旧したのは、地震から24~5日後でした。
配管が地中に埋まってるせいか、かなり待たされました。
断水中は、口にする水はほとんどが給水車が頼りでした。

地震翌日の午後に最初の給水車がきてくれたのは助かりました。
確か、市の広報車が近所の小学校に給水車が来ることを知らせていたと記憶しています。

・飲料水、洗顔用、洗い物用の水
水道管の点検が済んだ地域から除々に水道が使えるようになり、10日程
たってから、小学校の校庭の水道が使えるようになりました。

朝、1.5リットルのペットボトル4本に水を汲んでくるのが日課になりました。小学校に行くのに急な階段があるので、4本が限界でした。
水は思った以上に重たいです。

手を洗うのも水がもったいないので、震災後にドラッグストアに並んで買ったウェットティッシュや除菌シートは役にたちました。

食器の洗い物を減らすために、お皿にラップを敷いたり、調理の時に肉や魚などを触った手をその都度洗わなくてもいいように、使い捨てのビニール袋を使っていました。

・トイレの水
トイレを使うときは、浴槽に溜めた水をバケツでくんで、用が済んだらザーと流すという”手動水洗式”です。
こんな感じで、地震の直後はお風呂の残り湯をトイレに使用してました。

今でも反省するのは、自宅に戻った時には水が出てた訳ですから、そこで安心せずに浴槽を満タンにすべきだったということがあります。

残り少なくなった時、夫が会社(水道が使えた)から水をプラスチックの衣装ケースに入れて車で運んで来てくれたりもしました。

その水は浴槽に補充して、トイレ用に使用してました。

その後小学校に、プールの水をトイレ用に持ち帰れると張り紙がでましたので、夫と息子に、ダンボール箱にゴミ袋を二重にしてプールの水を入れ、口を縛って車で運んでもらったりしました。

車は重たいものを運ぶのに本当に役立ちました。

【断水の時必要なもの、あるとよいもの】

*水を運ぶためのポリバッグ
大きすぎると運ぶのが大変なので、自分が持てるサイズを用意します。たたまれているようなら、事前に使い勝手を見ておくことをおすすめします。

*除菌シート、ウェットティッシュ

*使い捨てのビニール手袋

*簡易トイレ
マンションなどの集合住宅では、万が一汚水管が壊れた時はトイレは流せなくなります。できれば用意しておいた方がいいと思います。

*ラップ、ホイル
普段から多めの在庫を心がけるといいです。


スポンサードリンク


ガス断でお風呂に入れない時あるとよいもの

ガスの復旧が一番最後で、地震から約1ヶ月後でした。

ガスが復旧するまで不自由だったのが、入浴と調理です。

調理は、卓上コンロと石油ストーブでしていました。
ただ卓上コンロ用のガスボンベが品薄の状態になったので、卓上コンロだけでは、乗りきれなかったと思います。

ガスが復旧するまでお風呂に入れなかったので、お湯を沸かして身体を拭いたり、洗面台でシャンプーをしてました。

身体を拭くシートはアルコールを使ったものだと、スースーするので、寒い時期には使えませんでした。

私の周りにはいませんでしたが、赤ちゃんのいるご家庭はミルクや紙おむつを始め、お風呂に入れないのは大変だったと思います。

電気が復旧してから、テレビの情報でガスの復旧がかなり遅れると何度か聞きました。一方、新聞では仙台市内のガスの復旧予定が記されるようになったりと、どちらが本当なのかわからない状況の時がありました。

新聞で各地区のガスの復旧工事の予定日が載るようになり、近いうちにガスが復旧するんだと安心したのを覚えています。

【お風呂に入れない時あるとよいもの】

*身体をふくシート
手軽にふくことができます。

*サ○ーナなどの洗浄グッズ(おしり用)

我が家では、お風呂に入れない時、お湯を沸かして足湯もしてました。足を暖めるだけでもとても気持ちよかったし、気持ちも落ち着きました。


東日本大震災時のライフライン被害・・・まとめ

ライフライン(電気、水道、ガス)の破綻は想像以上にツラいものがあります。

震災で物心両面のダメージを受け、立ち直ろうにもライフラインが揃わないことで、その意欲も途切れがちでした。

電気がつながった、水道から水が出る、お風呂に入れる・・・当たり前のこれらが使えることで、前に進むのに弾みがついたと思います。

「備えあれば憂いなし」は貴重な教訓だと思います。


スポンサードリンク

シェアありがとうございます

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

Your Message

メールアドレスが公開されることはありません。

PAGE TOP ↑